大晦日に医師中村哲氏の映画を上映しました。
医師中村哲氏の「仕事・働くということ」今年の最後に上映させて頂きました。夜は瞑想をして、私たちは何のために働くのか、何のために生きるのかを一人ひとり静寂の中で思惟(しい)深く考えさせていただきました。
人は人のために働いて支え合い、人のために死ぬ。
そこに生じる喜怒哀楽に翻弄されながらも、結局はそれ以上でもそれ以下でもない。
だが自然の理に根差しているなら、人は空理を離れ、無限の豊かな世界を見出すことができる。
そこで裏切られることはない。
中村哲
誰も行かぬから我々が行く
誰もしないから我々がする
アフガニスタンとパキスタンで病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々の為に35年に渡り活動をつづけた医師中村哲。
自身の活動についてこう記している。
私たちに確固とした援助哲学がある訳ではないが、唯一の譲れぬ一線は現地の人々の立場に立ち、現地の文化や価値観を尊重し、現地の為に働く事である。
生涯をかけて現地の人々と共に、現地の人々の為に働いた中村哲医師。その軌跡通し、「働くとは何か」という深い霊性を伝えている。
中村哲氏の映画上映の後、苦しい人々の為に一生をささげたマザーテレサの映画も観賞しました。