水輪

いのちの森水輪の新着情報&ブログ

INFORMATION

井上弘寿先生はいのちの森クリニックの院長であり、生き方働き方学校の主治医をして頂いています。
その中で、今の精神医療の現状と治療共同体としてのいのちの森「水輪」の生き方働き方学校で取り組んでいる実践も交えご講演していただきました。
様々な病を持ちながら、様々な病を超えていく新しい精神(心・意識)医療の取り組みとして、血のつながりを超えた地球家族としていのちの森「水輪」では30名の大家族として生活・仕事のやり方・人間力を付ける事に取り組み、やり方だけではなくあり方が一番最初にある大事な感じ方考え方を30名の共同体で学んでいます。この30名の共同体の中には心の病を持った方や、それをサポートするスタッフ、こういう生き方をしたいと思って志願される研修生や、またそれを取り巻く支援者やボランティアの人々で構成され繋がり合っています。

「何故、人が良くなっていくのか」
こころの治療とは何か?
からだの治療とは何か?
食べる事とは何か?
いのちの森「水輪」では、無農薬、化学肥料は一切入れてない10町歩の畑や田んぼでお野菜を作ったり、お米を作ったり、いのちを育てています。
人と自然が繋がり合い、人と人とが繋がり合い、お月様も太陽も風も流れる水も花も草もちっちゃな虫たちも動物も、みんないのちが響き合い、遥か宇宙まで繋がっている自然と共に生きる生活は私たちの霊性を目醒めさせてくれています。私たちが本来持っていた大切なものを思い出させてくれます。そうやって、自分たちが耕した一粒のお米やお野菜たちや自然の恵みをいただき、人と共に生き合う中に生まれるそんな生き方を私たちは目指して大切にしています。地球上に生まれた一人ひとり、人間も大自然そのもの、この人間の持つ繋がり合いたいという魂が渦となり、世界を美しくしていくのだと思います。人は一人では生きられない、みんなの幸せを願う心があればこそ生きられる、と私は思っています。

【井上弘寿先生PROFILE】
長野県生まれ。信州大学医学部医学科卒業後、信州大学医学部附属病院にて初期臨床研修修了、自治医科大学大学院医学研究科・博士課程修了。自治医科大学精神科・助教等を経て、現在、いのちの森クリニック院長、公益財団法人いのちの森文化財団理事。
医学生時代から師事した巽信夫先生(前信州大学医学部助教授、前いのちの森クリニック院長)を通じて、いのちの森・水輪を知り、巽先生の後任としていのちの森・水輪「生き方働き方学校」の主治医を務める。
パーソナリティ障害に関する診断学的研究、東日本大震災・福島原発事故の精神医学的影響に関する臨床研究、急性精神病に関する精神病理学的研究などを行い、『今日の精神科治療指針第2版』(分担執筆:「パーソナリティ障害の概念」)など著書、論文多数。