水輪

いのちの森水輪の新着情報&ブログ

INFORMATION

先日、映画監督であり、『純愛』の主演女優である小林桂子様が水輪を訪れました。生き方働き方学校の生徒たちも『純愛』の映画鑑賞をご招待していただきました。
素晴らしい映画でとても感動させていただきました。
この地球にあらゆる違いをこえたひとつの絆が生まれていくような、そんな新しい展開がはじまることを心から祈ります。
和太鼓梵天の代表である小林政高さんの妹さんと聞いてびっくりしました。
小林政高さんとは30年前からのお付き合いがあり、和太鼓演奏に水輪に何回も来ていただきました。
今度また是非、生き方働き方学校の生徒たちと和太鼓梵天のコラボレーションをさせていただけたらとても嬉しいです。
生き方働き方学校の生徒たちの感想文をご紹介いたします。
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O.H
今回の映画では感動いっぱいでしたが、その中でも印象的だったのは、俊介さんがおじいさんになって中国を訪れた際に、バスガイドの人が「昔、日本人が来て~」と愛さんのお話をした時に、鯉のぼりを見ながら静かにほほえんだ事です。恋愛映画は、妬み、憎しみ、恨み等、マイナスな映画もある中で、微笑んでいたのは許すだけではなく、喜びと誇りを彼が持っているように感じました。おばあさんは、目が見えないけれど普通の暮らしでの事をきちんと行っていました。そんな所から努力の結晶を感じ、強さを感じました。お洋服も着れるし、火も扱える、それに糸も紡いでいた。生活の中で、生きるためにやるべき事を淡々としている姿、これはここでの実習の成果をみている様でした。ずっと続けていけば、出来なかった事も出来るようになります。一ミリ一ミリの努力が必要です。いつものみどり先生の声が頭に響きました。そして、主役の愛さん、いつも元気で明るく、気の利く配慮ある女性です。日本人と差別されていたが、へこたれる事無くやっていくのは、きっと人を信じる心のある人だったからだと思う。私も女性として見習う所が沢山あるなと感じました。この映画を観て、一つ一つの事を極めて、深い人間を目指そうと思いました。
N.S
戦争で争いあった国と国の一般市民は、不幸な事にお互いを憎しみあう。大切な人を奪われた悲しみは計り知れないと思った。私の身体にも、戦争に巻き込まれた人たちの血が流れているのだと思う。今、生かされているのは、この世を争いのない平和な、他者を愛する世界にしていくためだと思う。そのために、自分の中の憎しみを手放し、全ては自分の心だと理解し、一ミリ一ミリ成長していきたい。相手が自分に憎しみを抱いていても、愛さんのように、愛を信じて、前を向き生きていきたいと思う。とても素晴らしい映画と出逢えた事に感謝。ウォン・ウィン・ツァンさんの音楽は美しいだけではなく、人や自然の感情を磨きあげ、洗練されたひとしずくのように私を感動させてくださいました。
C.W
今回、このような素晴らしい映画を観させていただきありがとうございました。生きる事と死ぬ事が隣り合わせの時代では、人は前を向き、生きる事、食べる事に必死にならなければ生きられない。その様な環境に置かれた人間には精神の病など起こらないのだと思いました。主人公の愛さんは、日本人への恨み怒りを向けられ、暴力を受けても、心に傷を負ったり、心をぶれさせたりする事なく助けてもらった中国人の人に尽くして自分の精一杯の事をし続けて、愛の状態でい続ける事で村人の心までも愛と赦しに変えていってしまった。凛として、ぶれずに与え続ける姿勢に感動しました。村の様子、家の様子についても、これから必要になってくるだろうという事を見させて頂きました。
T.S
とても感動できる映画でした。最初、逃亡していた俊介さんと愛さんは戦争の犠牲者であるにもかかわらず、中国人の村で最初は酷い仕打ちを受けていた。しかし、だからと言って、中国人の村の人々も戦争の犠牲者。ここで、村の産婆さんが見せた優しさと慈悲の心。そして、愛さんの見せた愛と誠意と思いやりは、とても心に残るものがありました。そして、愛さんと村の人々が打ち解け、村の開拓を行っていく姿は人としてとても大事な事を学ばされた気がしました。そして、愛さんが2人目の子供の出産後、鯉のぼりを村の人々が一斉にあげるシーンはとても感動し、私自身涙を流しました。最初、仲違いをしていた日本人と中国人が最後には手を取り合って生きていく。とても愛にあふれた映画でした。ありがとうございました。
Y.K
素晴らしい映画を観させて頂きました。中国に残った日本人の事を赤裸々に表現されていました。監督の迫真の演技に私も映画の中に引き込まれていく様でした。映画の中には人種を超えた繋がりを感じました。私たちもどの様な状況にあっても、人との繋がりを大切にして進んでいく事が大事だと思わされました。
N.I
心が震える、魂が揺さぶられる、深い感動の映画でした。人の命の大切さを、国を超えた人と人との深い繋がりを、又、人の心の醜さと美しさを、命を紡ぐ尊さを、どんなことが起ころうとも正しく生き抜く強さを、これほどまでに伝えてくれる映画は無いと思いました。人類は、世界は、ひとつになれる。そんな果てしない夢のような事が、現実に叶うかもしれないと、希望の持てる、勇気をいただける映画でした。村では、子供の授かったことを全員で喜び、全員でお産を見守り、子を育てる。皆で家を作り、薬草を採り、作物を作る。日々、支え合い、共に生き合う大家族の暮らしがある。人は本来こうして生きて来たのだと、思い出させてくれました。私たちは、現代社会の中で大切なものを忘れてしまった。しかし、ここ水輪の歩んで来た道と教えは、これから来る未来にこの村の人々のような関係性とコミュニティを実現することで、活かされれば、私たちの今やっていることが、次の時代に繋がるという、確かな手応えを感じさせて頂きました。やはり、人は一人では生きていけない。人を愛する事を根底に人々は信頼関係を築く事ができ、共に生きていける。自分の事より周りの人を想うことが、本物の愛であり、時代を超えて私たちが目指す事は、この愛で満たされた世界を作る事であると思いました。「何より大切なものは、人の命である」という、映画の中の言葉が、ずっとずっと、心の中で響き続けています。研先生みどり先生の教えとこの全てにおいて、この映画からのメッセージにはずれがなく、私たちに明るい未来への光を注いでくださったようにも感じました。この熱い感動を心に、日々、人の為に生きていきたいと強く思いました。一生大切にしたい、素晴らしい映画と出逢わせて下さり心から感謝いたします。
A.H
中国での日本人への差別の中、愛と俊介は懸命に生き切った姿には、本当に感動しました。自分がもし愛だったらきっとあそこまで強くたくましく生きられるだろうか。でも、愛のように生きてみたいと思いました。何事にも前向きですべての人に愛をあたえ続けた生涯は、本当に素晴らしく私も自分の命をあそこまで人のために注ぐことが出来たのなら本望だと思いました。水輪での実習でもいのちと常に向き合い真剣に実習をやっていないと命にかかわることがたくさんあります。さおりさんも一見何もできないように見えても彼女は、いつも一生懸命で本当に純粋な愛の塊だといつも思います。そんなさおりさんと出会えたことに感謝をして一瞬一瞬を一生懸命今に生き続けようと思いました。
R.S
私たち一人ひとりが「中国人」や「日本人」という区別を越えて、憎しみの心を越えて、愛に行きつく事、過去にあった戦争によって、中国人と日本人は憎しみに引き裂かれてきたが、一人の日本人女性が、愛をつくし、誠をつくして、故郷である日本から遠く離れた中国でしっかりと人々を助けながらひたむきに生きていた事。をこの映画を観せて頂いて知ることが出来た。人々が過去や憎しみの心を越えて、繋がっていく事を小林さんは願っているのだろうと感じました。このような機会を得て映画を観る事ができて感謝いたします。
M.S
本日はこのような素晴らしい映画を拝見出来る機会を与えて下さり、本当にありがとうございます。今回見たこの「純愛」という作品が、とても強く自分の心の内に残ったと感じています。歴史の闇の埋もれて隠れてしまいそうだった一部分に光を当て、オブラートに包まずに体当たりで来るものを自分はほとんど知りません。自分も物書き、物語を作る事を志す人間としてこの作品に匹敵するような物語をいつか世の中に出したいと思いました。直感的に物事を感じる事は出来るものの、いざ言葉にするとシンプルにできず、知識を引き出して飾り付けたような論文的内容になる事をお許し下さい。この物語は巷で流れる作品とは異なる魅力・性質・特徴を放っていると感じました。この作品は“人間”を描いているなと思ったのです。自分が親しく好むのはサブカルな漫画やアニメ、ゲームです。良い作品に出会う事は時折ありますが、ここまで深く考えさせられる映画に出会ったのは本当に久しぶりではないかと感じています。これは「ジョニーは戦争に行った」のような戦争の悲惨さを語る反戦作品とは違い、“愛”とは何かを描いてくれた作品だと思います。まず、主人公の愛が最初は疎外されていた中で、次第に村の人々と交流し、親しまれていく姿に、自分は数年前に「向こう」に去った漫画家「水木しげる氏」の面影を感じました。彼もまた戦争で悲惨な目にあいますが、遠征した先で原住民の人々と仲良くなります。どんな場所でも人は親しくなる事が可能なのだと思いました。次に、主人公の子供に二人の父親がいるという点でふと「TOMMY」という音楽作品を思い出しました。その作品では、本当の父親は戦争で行方不明になりますが、数年後に生きて戻ってきました。そして、仲違いによって妻の次の夫を殺してしまいます。その現場を見てしまった子供に絶対に言外するなと強要した結果、子供は全盲の状態になってしまいました。複雑ですが、「純愛」は愛という“和解”があったが故にあの結果になったのだと思います。続いて、主人公には健気さもありますが、時折女性らしい逞しさ・強さも見受けられました。個人的に「風と共に去りぬ」という映画もまたそのような作品だったかなと思います。主人公のスカーレットも戦争に巻き込まれていく中で、力強く生きていきました。彼女は生き延びるためならどんなコネでも利用するという狡猾さがありましたが、愛はどん底の状況下でも人を思いやり、信じる事でやがて助けられて、人々との間に信頼を築いていきました。昨今は男性に媚びる姿勢の女性をもてはやす風潮がありますが、自分は強い女性が次の時代を引っ張っていくと感じています。そういう女性と固い絆を築けるようになりたい限りです。自分が個人的に共感し、改めなければならないと思った事として、「純愛」では“怒り”というものも様々な形で描かれていたと感じました。怒りは正しく扱わなければ狂気となり、暴力になります。自分は怒りのコントロールが上手くいかず、自覚してはいるものの、なかなか抑える事が出来ない性質です。ここ最近のその怒りを強制的に抑えるために放心というフリーズを編み出してしまい、人形になってしまう事もありました。ある本で、インド哲学では怒りに属する性質を「ラジャス」と呼んでいます。この対にあるものとして善生を表す「サトヴァ」があります。自分は常にこの「サトヴァ」に収まっていられるようにはどうするべきかを日夜考えています。注意や指摘をありがたいものとして受け入れる事。その理解を深めないといけないでしょう。怒るのであれば、人ではなく罪であり、自分自身。己を律する事を努めるようにする必要があると思います。本当にこの作品からは様々な気づきを頂きました。物語としてとても引き込まれただけでなく、“学び”があった。自分は完璧にこの「純愛」を理解し切ったとは到底思ってはいませんが、人々の心にいつまでも残り続けるのは、このような作品なのだろうと、強く理解できたと感じています。自分は元々は学生の頃に感じた孤独を「物語」に癒されて、いつしか自身もまた物語を紡ぐ者になりたいと思うようになりました。小説には説得力も大事ですが、まず必要なのは知識とそれを味付けする面白さ、エンタテイメント性を入れれば素晴らしいものが出来るだろうと今までは考えていました。しかし、この水輪に来て、書くために本当に必要なのは精神性・人格・経験に裏付けされたリアリティだと次第に感じるようになったのです。この作品はその全てが揃っているように感じました。自分にはこれが単なる作り物だと感じられなかったのです。スクリーンの向こうに“生命”を感じていました。本当に物語の中に入り込んでいたのです。もう一度観たいと感じるもの久しぶりだと思います。始まりはただ一人だったとしても、様々な人の応援があってこの作品が出来上がったと考えると、本当に心から真剣にならねばならないのだなと思った次第です。現代ほど混迷極まる時代は無いと思います。非情な話ですが、多くは「聖別」されていくというのは強ち間違いではないのかもしれません。その中でも自分はただ単にお金・名誉・地位・権力の為ではなく、人に何を伝えたいのかを魂を込めて作品を書きたいと思います。先は長いです。けれど、焦らずに一歩一歩歩んでいくしかないでしょう。再度、今回はこのような作品に出会わせて下さり、本当にありがとうございました。
A.Y
本日は、音楽堂にて映画を観賞させて頂き、ありがとうございました。水輪の根底にある「姿」と映画の「愛」とこの映画に関わる全ての人々の「愛」が共振して私たちは観る事が出来たのだと思います。心を尽くして人に伝えれば、国境を越えても人と繋がる事が出来るのだと思いました。昔は、医療も今ほど発展していなかった為、何をするにも命がけなのだなと臨場感を感じました。今日来れなかったスタッフ、研修生、実習生、みどり先生、皆さんに是非観て頂きたいです。「純愛」を観られたのも何かの縁だと思っています。本当にありがとうございました。
S.T
今日は映画を音楽堂で観させて頂きありがとうございます。「純愛」の映画は初めて観て、中国と日本との間に何があったのか、今まで観た事の無い素晴らしい映画でした。映画を観ている時、心のどこかが温かくなったり、人は「愛」に囲まれて生きていった方が良いのではないかなと思いました。人に「愛」を与えていくのは難しいです。けれど、みどり先生が言うように「助け合い、支え合い、補い合い」と言っているように「愛」を与える人になりたいと思います。今日は本当にありがとうございました。
Y.S
この度はこのような時間を与えて頂き誠にありがとうございました。まさに、純粋な愛が響き渡った映画だったなと感じました。こういった純愛の幼稚園や小学校を開校しているのを観てとても凄いなと思い感激しました。映画の内容も魂の愛が繋がり合って世界平和を意識した素晴らしいものだなと思い、自分も何か純愛に適した意識を持てるように水輪で学んでいる他者のために生きる事をこれからも大事にしていこうと改めて思いました。やはり、人は助け合って生きていく存在だなと再認識しました。今回は本当にありがとうございました。
A.O
今日は「純愛」という映画を観させていただきありがとうございました。「純愛」は初めて観ましたがとても良い映画でした。音楽堂で観るとさらに良く見えました。内容は凄く深い意味があるなと思いました。また「純愛」みたいな愛にあふれる映画を観させて頂けたら嬉しいと思います。
D.N
山龍のお母さんの「人の命は皆同じ」という考え方が本当に大切だと思いました。その考え方をすれば、相手の良い所、素晴らしい所というのが見えて来て、世界が平和になってくると思います。僕もいつかは世界で苦しんでいる人々、飢餓、貧困、戦争等にあっている人を救える事ができたらいいなと思っています。
A.Y
今回「純愛」という映画を観させて頂きました。タイトルからしてラブストーリーを想像していたのですが、予想を超えて人間の本質、魂を描く言葉では言い表せない程の作品でした。その本質とは正に純粋な愛です。私が今まで観てきた映画の中でここまで人間を深く描いたものはあっただろうかという思いです。歴史・政治・国を越えて人は繋がれるという事を示していただきました。私は人間の正体は愛と光であると思っています。しかし、長い歴史の中で争いを繰り返し、その本質が隠れてしまってきました。それを思い出す時が来ていると感じています。そのきっかけとしてこの「純愛」という映画が大いに役割を果たすであろうと思います。今以上にたくさんの方々に観てほしい作品です。そして、気づき目覚める人が増える事を祈っています。本日は本当にありがとうございました。
Y.T
始めに「純愛」という題名を聞いた時に、恋愛の映画を観るのかと思い正直あまり期待していませんでした。しかし、映画の内容が進むにつれて、残留日本人の中国での扱いや、その当時の生活が克明に描かれており、スクリーンに釘付けになりました。俊介の愛に対する思い、山龍の愛に対する思い、生まれてきた子供、それぞれの立場に関してとても考えさせられました。当時の景色を思わせる映像や、ウォン・ウィン・ツァン氏の美しい音楽にも引き込まれました。今まで観てきた映画の中でもとても深みのある映画でした。研先生じゃないですが、自分も一日に映画を3本観たりするほど映画が好きなので、良い映画が観られて嬉しかったです。
N.T
自分たちが当たり前に生きていることが、とてもありがたい事だと、改めて実感しました。純粋な心や魂は人に伝わると知り、乗り越えられない壁は無いと分かりました。人に接する時に、僕は愛を持って接する人間になりたいです。今日はありがとうございました。子供達の事を想って、それを夢として生きる人生は素晴らしいと思います