水輪

いのちの森水輪の新着情報&ブログ

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生き方働き方学校の生徒のみんな頑張っています。

素晴らしい光を放っています。

彼らを見ていると、本人が病気なのか社会が病気なのか

社会の方が生きにくい人間が人間としていのちを輝かせていけないような社会になっていると感じます。

彼らが水輪を訪れた時には、脳内物質の変化を受けて、脳内物質が出過ぎてしまったり、足りなかったりして、

いわゆる心の病と言われている状態になって水輪を訪れますが、彼らと30年も暮らしていると

彼らの純粋な面ややさしさだったり、正直さ、人間が最も人間として生きていくうえでとても大切なものや事を彼らは持っています。

社会が忘れてしまった人間の大切さを彼らは持っています。

心臓や腎臓の臓器が悪い人もいれば、身長が高い低い人、メガネをかけているいない人もいたり、人に合わせて、人と同じでなければいけない、あの子があの学校に入ったから、あの子が大学に入ったから、あの子は優秀だから、あの子はきれいだからと、常に周りと比較され、おどおどびくびくして世間体を気にしながら多くの人は生きている。

生きているというよりも、仕方なく周りがそうだから、お前も遅れないようにと…

でも、本当にそれで良いのだろうか

心に病を持ち、生きづらさを感じている人たちだけでなく

社会全体がそういう方向性に行っている

正直に生きている子は笑われ、馬鹿にされ、いじめられ、そして引きこもりになり、病気になり

神様は病気という形でいろいろな社会の矛盾したありかたをしろしめしているのかもしれない。

今、彼らの心に降り下りた光は

社会のせいにするのでもなく

学校のせいにするのでもなく

今は自分を見つめ、自分を深め、自分に気づき、自分を癒し、本来の自己に出会い、自分を愛し始めている

自分の在り方を見つめ、自分を拠り所にした時、ひとのせいにするものは何もないんだという事に気づいていく。

そして、くっつけてきた雑念や垢をどんどん磨いていきます。

かれらの中から出てきた光に人は感動します。どれほど今まで大変だったのだろう、良く乗り越えてきたねと…

大勢の人がゲストとして宿泊し、彼らの太鼓・歌・ソーラン節に出会った時に涙を流す事が滅多にない男性の方々や世間で名をはせている著名な方々、大学の教授からお坊さん、主婦やOLまで様々な方がおいでになりますが、社会では弱い立場と言われている彼らに触れや時、ご自分の中にある心にも触れられ、ご自分の心の在り方を見つめられます。

娘の早穂理が産まれて47年。0歳からお産の障害で脳が傷ついた子供を育てる中で、しゃべれない、歩けない、食べれない、目もよく見えない、耳もよく聞こえない、という生活の中で、苦しんだ日々こそ今は神様が与えてくれた自分の心を見つめ、自分を乗り越えていく生かされた日々だったと思う。

10歳までしか生きれないと言われた娘の命もそれから47歳も生きていてくれている。

最初は神様を呪うほど苦しんだけれども、神様の意図は本当に深いことを知りました。

痛みを伴う辛い時でも言葉をしゃべれない娘を前にし、心の中で娘と会話ができるようになりました。

繋がり合っている事を知った時、神様のなす意図は深く、目に見えないものこそ尊い存在である事を知りました。

そして、30名の仲間と繋がり合う命を生きていることをとても嬉しく思います。

彼らとは目には見えない心で繋がっています。

彼らの太鼓・歌・ソーラン節と体験発表をご覧いただけたら嬉しいです。

これから私も75歳になり、少しずつ自分の人生を振り返り体験して来た事を思い出したいと思います。

塩澤みどり