水輪

いのちの森水輪の新着情報&ブログ

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市川尚美
 今日は、醤油作りを初めて見せていただきました。お話でお聞きしていた醬油作りに触れることができるということで、楽しみでもあり、身の引き締まるような、少し緊張した思いで、参加させていただきました。
 早津さんは古民家に住まわれておりましたが、きれいに手入れされており、整った美しい空間でした。薪割は日常の事とおっしゃられ、形の揃った薪もとてもきれいに積まれていました。醬油作りの工房も同様、整然としており気の通った作業場であり、このようにきれいしておられる、全てにおいてこのような日常が、醬油作りまで無駄のない、整った、早津さんの生活、生き方に表れているのではないかと感じました。
 岩崎さんは、萩原さんに出会い生き方と醤油作りを学び、早津さんは岩崎さんに醤油作りを学ぶ、それだけでなく、その人の奥にある深い人間性や生き方までを肌で感じながら、醤油作りをする、醤油を作るという事を通し、何が大切なのかを考え、真剣に生きておられるお二方の姿に、伝統を継承するとはただ単に技術だけでなく深い人間性や考え方、生き方を伝えることにも繋がり、ここ水輪で私たちが学んでいる事、目指している事とも繋がると思いました。
 岩崎さんの醤油作りを学ぶ、早津さんの真剣な、謙虚な姿に心を打たれました、早津さんは醬油作りを受け継ぎ、自分の人生をかけてしょうゆを作ることを決意された、その思いが姿に表れていた、心が真剣であればその姿や立ち振る舞いににじみ出るという事を感じました。奥様もとてもあたたかく私達をお迎え下さり、醬油作りをご主人と一緒にやっておられました。この様に謙虚に、必要最小のものを活かした生活は、私達はとても見習うべきであり、それが本来の自然の中でいきる本当の生き方であると感じました。
 私達も、醬油作りを通して、岩崎さんから学ぶ事は技術だけでなく、人間として深い部分に感性を研ぎ澄ますこと、それを活かせる人間になりたいと思いました。そして、今回出会った素晴らしい方達とのご縁を大切にし、次に繋ぎ、水輪の醤油作りも次の世代に継承していきます。
 このような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
鷲尾智恵子
 今日の醤油しぼりは、上田の早津さんのところに行かせて頂きました。醤油作りの設備が整っている環境で、麹作りためのスペースがあり、瓶詰めまで行える場になっていて、これからの醤油倉を作るにあたってとても参考になりました。
 麹作りから安全な材料で手作りした醤油を世に伝えていく思いで行っていて早津さんの情熱が感じられました。古民家をリフォームし、シンプルで生活をとても大切にされている様子が薪の積み方や言葉の端々から感じられました。
 その他いらっしゃった方々は一般社会でお仕事を持ち働いていらっしゃる方々で、そういった方達と一緒に学ぶ事が出来た事は貴重な体験でした。一般のお仕事に従事している方の意識の置き所を感じる事が出来、とても参考になりましたし、漠然としていた醤油倉のイメージがしっかりと出来る様になりました。
 微生物と対話する様に、丁寧に大切に、一滴も残さない様、こぼさない様、仕事されている様子がとても印象的でした。私達の命になってくれている者達への感謝を感じ、愛を持って大切に醤油を作り、お料理作りに関わっていこうと改めて思いました。醤油の微生物たちが生きる為に精一杯働いている様子を見るたびにこの事を思い出し、前に進んでいきたいと思いました。
飛田航介
 今日は2回目の醤油搾り研修に参加させて頂きありがとうございました。今回の見学研修で良かったと感じたことの一つに実際の醤油作りを行なっている部屋を見ることができたことです。釜炊きの器具、大豆麦を混ぜ合わせるテーブル、様々な備品、水場、奥の蒸し部屋がそれぞれどのような配置で置かれているのかを見ることが出来、研先生が考えておられる醤油蔵用の家がどのような感じになるのか思い巡らせていたので「あ、こんな感じの所でやるのだな」ということを実感出来て良かったです。
 そして今日の一番の学びは早津さんご夫婦の生き方に触れたことでした。最初に自宅の中に案内された居間はとてもレトロな感じがして古き良き日本家屋という感じが好きでした。そして居間にヒーターは無く暖炉で部屋を暖めていたこと、テレビなどの文明の利器らしき物も見かけられなかったことに質素さを感じました。縁側には暖炉焚き付け用の木の皮が干してあったり、石臼が置いてあったり、そして薪を積んである所は整然と薪が積み上げられていて、早津さん方は丁寧な暮らしをされているなという印象を持ちました。醤油搾りを行なった部屋がとても清潔に保たれていたのを見ても、やはり一般のまともな人はこうなのだ、自分も見習おう、いのちの森の皆にも伝えようと思いました。
 真田町という町自体がとても素朴な景観で穏やかな街並みでした。真田という武将一族は人民を大事にしていたのだろうなということを想像させるような街の雰囲気でした。しかし研先生がおっしゃられた世代生成について、やはり真田町は過疎化、高齢化しているのは容易に想像でき次世代に文化を伝えていく課題は有ると思いました。早津さんも真田醤油保存会の理念で醤油作りの伝統を次の世代に伝えると謳っていますが、早津さんより若い世代にそれをどうやって伝えていくのか、実際に若い世代は周りにいるのかというところが課題なのかと思いました。そこで、研先生がおっしゃられるいのちの森との連携が浮上してくると思います。今日の早津さんのお仕事振りや話される言葉からもここの実習生は早津さんから沢山のことを学ぶことが出来ると思います。早津さんと研先生、岩崎さんが話しておられた「味噌と醤油とお米があれば十分」という考え方の根本に流れる、これからの人類が目指すべき在り方というものを早津さんは伝えて下さるのではと思いました。
 いのちの森の醤油作りも日本の醸造文化というものを後世に残していくという気概を持って励んでいきたいと思っております。今日はこのような経験をさせて頂き本当にありがとうございました。
研先生
今日は真田醤油保存会を主宰している早津さんのところにスタッフ3人と学びに行ってきました。水輪では味噌作りはかれこれ10年以上になりますが、醤油作りはなかなか縁がなく、先送りになっていました。昨年FBFの早津さんが醤油工房をされていることを知り<教えてちょうだい!>と連絡したところ<もっと凄い師匠がいるよ>と凄い方を紹介してくれました。いろいろ連絡させて頂いているうちに早津さんは25年前から水輪に来られており、スーザンオズボーンさんのボイスセミナーにも参加されておられた方だったのです。早津さんの紹介で出会った師匠も半端な方ではありません。余り名前を出されない方なので師匠とだけの方にしておきますが、ただ者ではありません。今日の集まりは醤油作りの中でも<醤油絞り>の繊細さを学ぶ会でした。様々な工程を学びつつ日本の伝統的な生活、文化、思想を、学ぶ事でもありますので底辺に流れる、今起こっていることに対する共通認識るるがありませんと共振できません。集まったメンバー全員ノーマスク、これだけでも十分ですが、さらに宇宙意識への進化が21世紀の課題です。水輪で開催する<宇宙の叡智を地球と人類の目覚めのために>の5月連休開催のフォーラムはすでに120名の参加定員に達していますが、引き続き7月、9月の予約は受付中です。但しこの学びの趣旨は<共に学び、作る>をモットーとしていますので参加される方は主宰者のスタンスで、参加してください。私参加する人、私サポートする人という会ではありません。<ともに学び、支え、作る>と思って頂ける方々が参加資格です。世の中のマスメディアは大半が信頼出来ませんが、本物と真実に生きたいと思っている方が繋がっていく時代に入っていることを強く感じています。
追伸
4月8日は醤油仕込みのスタートです。奇しくも釈尊と私の亡き母親の生誕日です。