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おおばこ

オオバコは、日本を含むアジア全域で広く見られるオオバコ科の多年草です。繁殖力が旺盛で、道ばたや空き地、庭先などに自生することから、「雑草」として扱われますが、古くから民間療法に利用されてきた身近なメディカルハーブの1つと言われています。

オオバコの葉を煎じたオオバコ茶は、咳や痰、むくみなどに効く薬草茶として知られ、漢方の生薬としては、鎮咳、去痰、利尿、整腸、瀉下(便秘の改善)などの目的で用いられます。また、若菜は和え物や天ぷらにして食べられる有用な植物でもあります。

オオバコの一般的な摂り方は、採取したものを乾燥または焙煎し、お茶として飲む方法です。種子や根、葉など全草に有効成分を含んでおり、健康に役立つ様々な効果を発揮すると言われています。

■のどの調子を整える効果

オオバコの全草に含まれるフラボノイドのプランタギ二ンには、呼吸中枢に作用して呼吸運動を緩和し、のどの調子を整え、咳を抑える働きがあります。また、気管や気管支の分泌を促進する作用により、痰がきれやすくなります。オオバコの全草から抽出されたエキスは、一般の鎮咳去痰薬の成分としても用いられています。

■腸内環境を整える効果

サイリウムなど、種皮に多い水溶性食物繊維は、水分と一緒に摂ると腸内で大きく膨らみます。それにより大便のカサが増してやわらかくなると共に、腸が刺激されてぜん動運動が活発になり、便通が改善します。善玉菌を増やし有害物質を排出してくれるので、腸内細菌のバランスを整え、大腸がん予防にも有効です。

■生活習慣病の予防・改善効果

サイリウムなど、種皮に含まれる食物繊維には、脂肪を吸着して排出することでコレステロール値の増加を抑えたり、食物の消化を遅らせて、急激な血糖値の増加やインシュリンの分泌を抑制したりする働きがあります。そのため、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化、肥満など生活習慣病の予防改善効果が期待できます。

ブログ:千葉 引用・参照