グリーンオアシス厨房スタッフ 鷲尾 智恵子
ここに来る前の私は、ネガティブなことからいつも逃げていて向き合うことをせず、いつも愛を求めていたように思います。
ここで生活させていただくようになってから、10年が経ちましたが、やさしく、あたたかいだけが愛ではなかった、ということがわかりました。塩澤先生方から厳しく言われることの奥に、私の将来を見据えた命がけの想いがある。それが見えた時、腹の底から感謝が湧いてきました。
そんな体験のくり返しが、私に何が本当の愛なのかを教えてくれたのだろうと思います。
たくさんの青少年の方と共同生活をさせていただく中で、愛されることよりも愛することのほうがずっと至福に満ちたすばらしいのだと気づいたことは、私にとって本当に貴重な体験でした。両親や妹、友人、関わってくれた人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
少しずつですが、先生方の背中を見させていただき、ご縁をいただいた人たちが、本来の自分になっていくためのお手伝いをしていけたらと思っています。