サポートハートブレイン チームリーダー
関根健人さんより
朝早くから雪かきをしたり、野菜を運んできたり、各館に温かいお茶を運んだり、食事の準備をしたりと、基本的にはずっと動きっぱなしである。体をあまり動かさないことが基本になってしまった現代人には恐らく大変な作業に見えるだろう。
しかし、それらの作業で特に重要なことは、「今、ここ、自己」に意識が集中できることだ。ここ水輪という場所には様々な事情や心身に傷を背負った人々が多く集まっているが、人間という生物の状態が悪いときに共通していることは「心が今ここにない」ことが多い。
過去に起きた出来事を何回も頭の中で反芻して何度も自分を傷つけていたり、そこから悪い想像が働いて、実際には起きてもいない「最悪の状況」なんかを勝手にイメージしたりして、過度な不安に陥っていたりする。それが酷くなると病になるのだ。
だが、ここ水輪では生活を営むための様々な作業に集中することで、自然と意識が「今目の前のこと」に向かざるをえなくなるため、作業をしている間はそのドツボから抜け出すことができる。一種の瞑想のようなものだ。それを何回も繰り返すことによって、徐々に心はあるべき位置を取り戻していくことができるのだろう。
今回私も水輪での生活を共にする中で、やはり現代人は病になりやすい環境に囚われてしまっているなと強く実感した。都会には気分を癒してくれる木々の緑はほとんどなく、添加物まみれの食べ物があふれ、爆音で広告が流れ、欲望優先・自分優先の人々が更に誰かをイライラさせ、そのイライラは伝染し、さながら感染症のように広がっている。それは「自分自身の内面を見つめることができなくなってしまう感染症」だ。その感染症は心の在り処を失わせる。「今、ここ、自己」に意識が向けられない状態にしてしまう。自分の生活以外のことには興味を抱かないように仕向けられてしまう。そうして、流れてきた情報に踊らされて、この世界の正しい姿が見えなくなる。いわば虚構の世界の中ですべてわかったつもりになっていると思い込んで、病気になるために生かされている。そうして消費されたお金は、この地球規模で勝手に設定された金融経済社会を管理している一か所に集まるようなシステムになっている。ブラックロック、バンガードなどの企業が世界中の企業の株式のほとんどを所有していることを知っている者は一体どれほどいるだろうか。
だから勉強することは重要だ。そうして認識の幅や高さ、奥行きを広げることで、今自分がどういう囲いの中にいて、どこに向かうように仕向けられていて、何をするよう急き立てられているのか、客観的に気づくことができる。病に至るメカニズムがどうなっているかを知れば、その源泉を断ち切ることもあできる。外科的に壊すのではなく、もともと人体が持っている回復に向かおうとする機能を高めてやることもできる。ミトコンドリアのパフォーマンスを最大限まで引き上げてやることもできる。
水輪で暮らせば「命を生きる」ということが「お金を稼ぐ」ことではないことがよくわかるはずだ。そういう意味ではまだ病になっていない者も、自己の生き方を考える、学ぶ、気づくためにここ水輪に是非とも来るべきであろうと思う。
さおりさんは本当に凄い。さおりさんという存在がここ水輪の源であり、研一先生とみどり先生の生き方をけ決定づけ、現在のような形をつくっている。しかも、それは今現在も成長の最中にある。
今水輪という場所は、黎明期を過ぎ、次の段階へとまさに移行していこうとする中にあると思うが、資本主義の思想に染まることなく(逆にうまく使って)、その根源にあるものを常に忘れてはならないと思う。それこそが水輪の心臓部であり、ハートだからだ。その根源は私は「慈愛と感謝」だと思っている。さおりさんと研一先生、さおりさんとみどり先生、研一先生とみどり先生がお互いの関わり合いの中で、徹底的に自己の内面を刮目せざるをえなかったことで見出されたものだ。それはただ知識として学ぶではなく、その人の行動原理となるよう修養を何度も何度も何度も重ねていく中で、纏われていくものだ。手足も心も泥にまみれないと恐らく、本当には見えてこないものだ。それは本当に見えるように、纏えるようになるには、「経験」が必要だ。
そうした中から出てくる一滴の「それ」は波となって広がり、他のものに大きな影響を与えていく。それが水輪の持つ思想に基づいた世界を自然とつくりあげていくのだと思う。
館内・厨房サポートハートブレインより
【T.Tさん】
研先生、みどり先生、市川さん、スタッフ、研修生の皆様、実習生の皆様、一緒に動いたTさん大変お世話になりました。ありがとうございます。
6日間お手伝いし実習をさせて頂いた感想を以下に述べます。
まず感じた事は、早穂理さんは水輪の中心をなす光である、という事です。私はその光に引き寄せられて水輪のサポートをさせて頂いている様に感じました。直接早穂理さんにお逢いした訳ではありませんが、早穂理さんの存在が水輪の活動の原点であることを研先生、みどり先生から伺い、今回のサポーター活動で改めてその事を感じました。
また早穂理さんがライアーの音色に聴き入っている事をお聞きし、ライアーという楽器の持つ祈りの力を改めて認識しました。ライアーの響きが多くの人に届くことを願っています。
毎朝の朝礼での研先生の世界情勢や世の中の動きについてのお話もさることながら、今回はみどり先生のお話もTV画面越しではなく直接聴かせて頂いた事も良い体験でした。やはりLIVEでお話をお聴きする事は伝わってくるものの密度が違いました。お二人共に水輪の活動の現状を踏まえ、今後の活動の在り方がどうあるべきかを見据える真剣なお姿を目の当たりにしました。そこにお二人のこの活動への篤い情熱を感じるとともにそれを支える皆への深い愛を感じました。それにしてもソーランは、何度拝見しても感動します。各実習生の体験談発表もさることながら、今回は特に演奏、踊りから迸る情熱、パワーを感じる事ができ、改めてこころを打たれました。今回のサポーター活動においても様々な体験、そこから感じ取れる深い氣付きをさせて頂く事ができ、改めて水輪に感謝しています。
ありがとうございます。
宇宙の叡智シリーズ10 サポートハートブレインより
【H.Mさん】
『水輪のおもてなしの心』を知るべく参加しました。
コケ玉作り。
お教室もあったりしましたが、宿泊準備のために素人ながら体験出来て楽しかったです。
宿泊準備のベッドメイキング、水回り掃除、床掃除、玄関掃除などを行いましたが、高橋さんが抱え込んでいたので、率先して手伝っていきました。
2人ペアでやるのが効率的でよかったです。各お部屋を拝見し、調度品に癒されました。
実習生等スタッフ全員での食事。実習生が作るご飯、美味しかったです!
初対面だった1日目は挨拶がやっとで、少し慣れてきた頃には挨拶も穏やかになり、ぶつかりそうになれば「ごめんなさい」、「お疲れ様です」「後ろ通りまーす」など、一言二言が普通に出てきて笑顔も見せてくれて、コミュニケーションが取れてきたのが嬉しかったです。私たちも結構ハードでしたが、それ以上にやることがあって大変だったろうと思う実習生、研修生、スタッフの方々に敬意を表しながら、日々の業務をこなしていきました。
予定より遅くまでかかっているのだから直ぐに就寝が望ましいのに、部屋のリビングで宿題をしながら話し込んだ夜。お互いのこと、業務の課題など話は尽きず、毎日2~3時間睡眠で朝はぼーっとしてましたが、何とかなるものですね。
(帰宅後は溜まっていた仕事をしつつ、2日ばかり回復にかかりましたけど(;^_^A)
清浄な地、無農薬の新鮮野菜、おもてなしの心、場を創っていく一端を担えたこと、そして何よりも同時期にサポーターとして水輪に集った仲間との出会いに感謝しています。
また、参加者の方々が、「食事が美味しかった」「サポーターご苦労様」と声を掛けてくださったことも励みになりました。
私がこれから志を遂行していくための力を与えていただきました。
水輪さんの足元にも及ばずとも、苦しんでいる女性を一人でも二人でも社会にお返しできるお手伝いができればと思っています。
貴重な体験をありがとうございました。
自然農園サポートハートブレインより
【K.Aさん】
二週間に渡り、サポートハートブレインとして参加させて頂きまして、以降も延長にて水輪の実践を共に体覚させて頂きました。当初の4日間で、その個、お1人お1人がどうやってこんなにもスムースな流れの中でご自分の役割を進めておられるのか、ものすごく感動もし、とても驚きました。密な相互間のやり取りや、フォロー体制が見事に創り練られていて、それは一言では表現しかねる、まるで網の目のような細かさでした。その網の目が至る所で個々をつなぎ、個々を支え、個々を勇気づけていること。そしてそれが気づきとなったり、実になったりと、毎日の本当に小さな部分にまでそのスピリットがちりばめられているように感じます。その基礎をもって、それぞれが自分を見つめていること。そして、その真剣さが本当に素晴らしくて、度胆を抜き、さらに、4日間を過ぎた頃から、私が、私のそのものも、ありのまま、良いも悪いもなく浮上して、「自分が自分と向き合う必要」は必ずといって毎日毎日確かめることとなりました。「今ここ」という、この意識が、いかに抜け目なく発揮されるかは、毎日毎日の丁寧な積み重ねがあって、はじめて成されるものであるなぁと痛感しました。スタッフの皆様、お1人お1人に本当に、細部に至るまで心を配って頂きました。「私は存在していていいのだ」ということを、身をもって体験させて頂けたと思います。沢山の気付きを後に必ず活かして生きたく思います。皆さんとご一緒に働かせて頂けて、「働く」ということ以上のものを得ることが出来ました。以後も共に在れたらと思う、断腸の思いで今、したためております。
みどり先生はじめ研先生。スタッフの皆様。本当に、本当にありがとうございました。体が動かせる!!美味しい食事を頂ける!!心配事なく、楽にありのままこうしていられることの、このことのどれほどの幸せか!!を教えて頂きました。
もう一つ、とても印象的に感じた事は、この”水輪”というスペースや、皆さんの意識の高さやすばらしさによってすでに「病」と、例えばそう形容されている現象はないのではないか……病はすでに存在しなくなっているとそう感じたことがあり、とても感動しました。2週間、大変お世話になりました!乱筆、どうぞお許しください。増々の弥栄を感謝と心を込めて。
【A.Yさん】
仕事で勉強している中で、食べ物が汚染されている事を知りました。種が管理され、必要のない消毒をし、蜜蜂も減少し、食物を育てていく事が難しくなりつつある。そして、野菜の栄養保有料が低下し、アレルギーや病気になる原因ともなっている。また、遺伝子組み換えの食品が日本を取り入れて行く動きがあり、危機的状況になってきている。
自分は、農家ではないけれど。何かやれる事がないかと考えていました。私の親友も、丁度農家を引き継ぐ事にもなり、まずは、自然農法を体験しようと、農業サポートハートブレインを探していたところ。こちらのホームページを見つけました。